介護職における資格の有無

介護にかかわる仕事というものは多岐に渡り、身体障害者の施設やリハビリ施設、病院などもありますが、現在高齢化社会へ突入し、急速に進みつつある日本においては高齢者施設やホームヘルパーとしての介護職というものが重要になり、社会的意義も大きくなっています。
介護の仕事というものは、人の助けになる仕事であり、非常にやりがいのあるものですが、人の命や生活様式にかかわることもあり、専門の資格が必要となる職種もあります。
介護にかかわる資格としては、介護福祉士や介護職員基礎研修、ホームヘルパーなどといったさまざまな資格があります。無資格で介護施設での正社員となることは非常に難しく、全体の10パーセントに満たないとも言われています。介護福祉士の資格を持つ正社員は、約35パーセントほどを占めており、その他も看護師資格や何らかの資格を持つ人が多く、無資格で介護の仕事に関わる仕事をする人の多くがパートやアルバイト、派遣社員として働いていることが現状です。
しかし、介護の仕事に就きたいと思うなら、資格の有無ではなくやる気の有無とも言われています。資格があってもその仕事の内容から長続きしない場合もあり、未経験であれば無資格者と同等の仕事からはじまるので、やる気が重要になります。
また、パートやアルバイト、派遣社員であっても介護に携わって仕事をし続けることで、何らかの資格の受験資格を得ることができるものもあるようです。資格取得の勉強をしながら派遣社員として活躍することで、資格取得後に正社員になることもあるようです。